芝の種類

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芝の種類は暖地型と寒地型がある

芝には比較的温暖な地域に適する暖地型と冷涼な地域に適する寒地型があります。

家庭用に利用できる暖地型の芝には日本芝の「ノシバ」「コウライシバ」「ヒメコウライシバ」「TM9」や西洋芝の「バミューダグラス類」があります。家庭用に利用できる寒地型の芝には西洋芝の「ベントグラス類」「ブルーグラス類」「フェスク類」があります。

暖地型芝(育成適温 25~35度)

特徴  用途
ノシバ 葉の幅が4mm以上あり密生度が粗い  公園、ゴルフ場のラフ、法面など
コウライシバ 葉の幅が1~4mmで密生する 家庭用、公園など
ヒメコウライシバ コウライシバよりもきめ細かく成長も早い 家庭用、ゴルフ場のグリーンなど
TM9 省管理型コウライシバで管理が容易 家庭用
バミューダクラス類 成長が早く摩耗からの回復が早い 競技場、球技場など

ノシバ(野芝)

日本芝の中で一番適応力が高く、乾燥、踏圧、病害虫にも強く耐寒性もありますが密度が粗いので美しい芝生を作るのには適していません。

コウライシバ(高麗芝)

日本では東北以南で良く使われていて、刈りこみによって美しい芝生になります。

ヒメコウライシバ(姫高麗芝)

コウライシバよりも葉幅が細く踏圧にも強いのですが成長が早いので管理に手間がかかります。上手く育成できれば密度が細かく色も鮮やかなので非常に美しい芝生を作ることができます。

TM9

芝生の維持管理費を低減することを目的にトヨタ自動車(株)が開発した省管理型コウライシバで在来品種よりも草丈が短い状態を長く維持できます。

バミューダグラス類

暖地型の芝で成長がもっとも早く刈りこみや踏圧には強いのですが、寒さや日陰には弱いので育成環境に注意が必要です。

寒地型芝(育成温度 15~22度)

  特徴  用途
ベントグラス類 葉が細く短い刈込にも耐える ゴルフ場のグリーンなど
ブルーグラス類 寒さに強く半日陰でも育つ 家庭用、公園など
フェスク類 乾燥や日陰に強い 家庭用、ゴルフ場、法面など

ベントグラス類

葉が細く緻密な芝生を作ることができます。寒さや低刈りには強いのですが、根が浅く乾燥に弱いので暑い時期は適切な排水、水やり、病害虫の対策が必要になります。

ブルーグラス類

寿命が長く世界で最も利用されています。冷涼地に適し踏圧には強いですが、低刈りには向きません。発芽後1~2年は育成が遅いです。

フェスク類

西洋芝の中では適応力が高く乾燥や日陰にも強いのですが密度は若干粗目です。

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